仕事では「山」によく行きます。

これまで私は全国各地を訪れたなかで、林産地に行く機会が多いように思います。大丸建設がメインで取り扱っている材木は、和歌山の山長商店のものなので、必然的に和歌山行きが多いですね。また、くりこま山系のある宮城県は、震災復興支援などでも足を運びます。それから、高知、福島、熊本、静岡にも産地があります。中部地方では岐阜の山も巡りました。

長年のお付き合いのあるところ、新規のところも含め、建築材料の生まれる場所、そして生産者と顔の見えるお付き合いをしたいと、なるべく足を運ぶようにしています。

産地によって材の性質は変わります。和歌山は岩盤質の崖地みたいなところで木が育っています。宮城はどちらかというとゆるやかな、斜面がきつくないところで育っていました。高知はヒノキと杉が多く、山が深い。産地をいろいろ見ていくと、山によって木の育ち方が異なるのがわかります。一本一本の植え方、間隔が異なり、循環の仕方もそれぞれです。やっぱり、立木だけを見ているとそれがいい木かどうかわからない。斬られて製材されて、人に会って初めてわかることもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です