赤本は、建築にかかわる人であれば、座右に置いておくのがおすすめ

一級建築士の国家資格を取得するために、必死で勉強していたころ。そして日建学院で教えていた3年間。私はこのオレンジ本を真っ赤になるまで引き、勉強し、内容をすべて頭にたたきこんでいました。実はこうした勉強は、結構好きなのです。
法律の専門用語や言い回しがわかりにくいので、仲間はみんな嫌いというけれど、私は、その言い回しをどう解釈するのかを考えるのが好きでした。普段の建築の仕事の中で当たり前のように考えていること、実践していることが文章になっていて、あらためて読んでみるととても楽しいものです。
私の「オレンジ本」は2054ページ、そのうち建築基準法そのものは220ページで、あとの9割は関係法令や告示です。
赤本(オレンジ本、緑本)は、建築にかかわる人の基礎です。ここに書いていることをある程度わかっていれば、建築物を見ても、図面を見ても、あらゆることが理解できるはずです。建築に興味のある人は、一冊、座右に置いておくのがおすすめです。

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