最終的には工務店が「泣く」ことが多い

ここまでの例では、総工費が4000万円としてお支払いの例を話しましたが、長引く不況と、首都圏の土地代の高さから、総工費は減少傾向にあり、大丸建設で新築を建てるお客様では、総工費が3000万円を切るケースが少なくありません。
 総工費が4000万円でも、2500万円でも、工事にかかる工程は大きく変わりません(工事面積は明らかに違いますが)。つまり、4000万円の2割の800万円でも、2500万円の2割の500万円でも、工務店の仕事量は同じくらいあるのです。
 お客様のご予算が厳しいなかでやっていくと、最終的に工務店が泣かなければならなくなります。シビアな会社ですと、下職人をたたいてやってきますがが、そうすると明らかに職人さんの仕事の質が下がる。先にもお話したように、職人さんは日数×工賃で「人工(にんく)」が保証されているので、職人さんが赤字になることはないのですが、工務店は「決まった予算の中で仕事量を調整していく」ことが求められます。

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