長周期の振動に共振した高層ビル

3.11の時は、東京も大きく揺れ、かなりのパニック状態にありました。東日本大震災の時は、東京では木造の住宅が倒壊する揺れではありませんでした。地震の揺れには、P波とS波があって、後から来るS波の大きな周期の振動と建物が共振して、実際の震度以上に大きく揺れた建物がありました。共振の許容幅が倍になると、倒壊の恐れも出てきます。そこまでいく建物はありませんでしたが、次の地震に耐えられるか、どのようになるかは、想像もつきません。
東京は、都市づくりに無理があると私は思います。首都高速道路もビルディングも過密ですし、構造計算がきちんとなされている建物とはいえ、竣工時に比べると想定外のことも多く経験していますので。住宅密集地で言えば火災が心配です。臨海部も液状化の懸念があります。

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