先月は壁や床、天井に入れる「断熱材」についてお話ししましたが、実は住まいの熱損失・熱貫入の率が最も高いのは「窓」です。住まいの熱の約7割が窓から入り、抜けるということで、断熱性能の高い窓を採用することで住まいの温熱環境は格段によくなります。
窓サッシは、大きくわけると、フレームとガラスで構成されています。
フレームはアルミが主流で、最近は断熱性能の高い樹脂フレームも人気が出ています。また木造住宅には木製のフレームが愛されてきました。美しく断熱性能も高いのですが、コストが高いのが難点です。
フレームの種類と、ガラスも1枚ガラスか2枚ガラスか、特殊コーティングなどがなされているガラスかにより、気密性と断熱性は大きく変わります。