壁だけでなく窓とのトータルバランスで断熱を

住まいの断熱を考えるうえでは、住まいの外周(屋根・壁・床)だけではなく窓と、設計も含めたトータルで考えることがとても大切です。
 屋根・壁・床は一度施工してしまえば動きません。窓のように開閉することがないからです。素材×厚みの設計をきちんとすれば、一度施工してしまえばしっかりと性能を出せます。
 それよりも断熱を考えるうえでは、窓の設計が大切になってきます。窓は光を入れて熱を通し、開閉することで風も通します。季節によって熱を取り入れ、あるいは熱を遮蔽し、風を取り入れ、逃さないようにしなければなりません。いくら壁の性能がよくても、窓の配置や設計が悪ければ、建物の温熱環境・断熱性能が落ちてしまいます。
 来月は住まいの断熱で最も重要な「窓」についてお話します。

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