耐震リフォームに効果が高い屋根の葺き替え

 耐震リフォームの具体的なプロセスとしては、まずは耐震診断後、具体的な補強を行います。効果的なのは、屋根材を軽くすること。瓦の屋根であればガルバリウム鋼板のような軽い素材に変更します。建物の重量のうち屋根が大きければ、下(構造)も丈夫にしないといけません。瓦は日本の伝統的な屋根の美観を形成し、機能性にも優れていますが、それに見合った建物の構造が必要です。
 具体的には、瓦を下ろして、野地板を残して上に構造用合板を張って補強します。その上にルーフィングを敷き、ガルバリウム鋼板やカラーベストなどの軽い屋根材で仕上げます。足場を組む必要が出てくるので、工期は10-14日くらいです。
 屋根だけを軽くすることで階下の耐力を少なくすることができるので、屋根の葺き替えは費用対効果が高いと言えます。

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