マンションならではの性能を確保する

 マンションリフォームの際は、工事中の近隣への配慮が最重要課題になります。戸建て住宅と異なり、廊下などの共有部分に工具等を置くことはできず、また傷には細心の注意を払い養生等を行っていきます。また、隣家、階下の住民の方への騒音は最大限の配慮が必要です。最初にご近隣の方々へのご挨拶といったコミュニケーションは欠かせません。
 リフォームをご依頼のお客様で、必ずしも皆さんがマンションの元の図面をお持ちとは限りません。コンクリートの精度も様々で、構造上は問題なくても一部クラックなどが入り水漏れの原因になるようなこともあり得ます。
 また、階下への防音は最低限の条件になります。防音性能LL45等級を満たさなければならないので、これを無垢材で担保するのはなかなか難しいのが実情です。そのため、お客様の許可を得られれば、LL45等級の防音床を張った上から無垢材の床を張るなどの処置をとることもあります。

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