私の強みを考えてみました。

 このブログで、私自身の建築人生について何度か語っています。元々大丸建設や家業であること、幼い頃から父に連れられ建築現場に通っていたこと、誰に言われるまでもなく自然と建築の道に進もうと決めたこと、在学中から現場監督として会社で経験を積んだこと……。すべてが私の血肉となり、今の自分を形作っていると感じています。
 そして、私は、自分自身の強みはまさにそれである、と考えています。現場で職人さんや大工さんから吸収していった、生の技術であり、感覚。住宅の安全性を担保するための構造の強度、自然素材の清々しさと調湿機能、適材適所の木の納まり、工期と工費のバランスなど、現場で得た知見が、図面、見積もり、完成した住宅とお客様の笑顔につながっているのを感じています。
 私自身の半生をかけて積み上げてきた強みを、これからの大丸建設のために生かしていきたいと感じた年初でした。

2014年の目標

 ブログを始めてから丸2年が過ぎようとしています。1年の区切りである新年に、新しい1年の目標を立てるようになり、大丸建設の次代の担い手としての自らの役割を考えるようになりました。
 2014年になって私とお会いになった方はお気づきでしょうか。実は、今年は作業着で仕事をしない、経営者としての身なりで仕事をするよう心がけています。作業着は現場で着るものです。私自身、ずっと現場監督としてキャリアを詰んできましたが、今は専務取締役としての立場を自覚し、現場で忙しくしすぎないよう自らを律することにしています。
 もちろん現場が大切なのは言うまでもありません。しかし、経営者としてはもう少し広い視野で会社全体を見渡し、社員や現場に出てくださる大工さん、職人さん、そして未来も見据えて目を養うことが必要だと思っています。
 だから、作業着を脱ぎました。今年1年、少しずつですが、大丸建設の未来に向け成長していこうと思っています。