中規模リフォームの特徴

 建物の基礎と構造を残したフルリフォームの場合、ほとんど新築と同じようなプロセスを経ます。暮らしながらのリフォームは不可能で、工期の間、お客様は完全に住まいを移すことになります。予算規模も新築の8割くらいです。
 大丸建設でいう「中規模リフォーム」とは、金額的にいうと500万円から1000万円くらいの範囲のリフォームのこと。1階のお風呂、キッチン、リビング、ダイニングなどを入れ替える、和室はそのまま残して廊下は新しくする、など。まずは現地調査をし、設計と見積もりを行ってから工事に入ります。
 中規模リフォームで大変なのは、既存住宅の「残す部分」と「新しくリフォームする部分」のつなぎ合わせです。古い建物は多少なりとも傾いたりしているものです。床の高さが合わない、色が異なる、新しい建材が合わない、などといった部分で、どちらを立てるかの取り合いになります。
 例えば窓で言うと、サッシを取り外して新しいものを入れる時に、既製品がそのまま嵌れば問題ありませんが、外壁のモルタルを切る時にパテと外壁の色が変わってしまったり、一部色を塗り替えると美観上おかしくなるため全体を塗り替えるのかどうかといった判断が必要になってきます。

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