フルリフォームの流れ

 フルリフォームは、構造体を残すのが基本になってきます。いわばスケルトン状態で、建前(上棟式)からスタートすると考えてよいでしょう。フルリフォームを前提にした解体では、重機を入れずに大工が手で壊すことが大半です。
 残るのは基礎・土台・柱・梁で、使えるものがあれば筋交いなどは残します。壁をはがしてみてようやく構造体の状態がわかることもあります。構造体がしっかりしていて補強すら不要なものもあれば、シロアリなどにやられている、お風呂場回りが腐っているものも出てきます。フルリフォームでいける強度が保証されているかどうかは、事前に耐震診断等できちんと判断できます。
 骨だけの状態になったら、構造的な問題がないかを確かめ、必要なものは補強していきます。構造も必ずしも全部を使えるわけではないので、間仕切り壁を移動するなどの必要も出てきます。

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