自然循環の考えで住まいを設計する

 私たち大丸建設がお世話になっている、エコ住宅の設計で知られる野池政宏先生。野池先生は「自立循環型住宅研究会」など様々な団体・活動を主宰しており、私たちも勉強しているまっただ中です。
 自立循環型住宅では、住まいの省エネやCO2削減を考えるうえで、住まいの温熱環境やエネルギーに関する基礎的知識を学びます。できるだけエアコンなどの機械に頼らず、自然の恵みを活用した住まいづくりを考えています。 
 例えば、庭に落葉樹を植えます。夏は青々と葉が生い茂り、日陰をつくってくれます。日陰を通った風は涼しく住まいを流れ、また葉による水分の蒸散効果で周囲の温度も下がります。冬は落葉して日光を住まいの奥まで届けます。
 また、私の体感ですが、大丸の住まいはいわゆるハウスメーカーの住宅よりも格段に涼しく感じます。たとえ室温が同じであっても、湿度が低く抑えられているのは、調湿性のある材料(=無垢の杉材)を使っているからです。
 こうした、自然の恵みを活用することも、エネルギーデータとして的確にお答えできるよう、私たちは研究を重ねています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です