自然素材によるシロアリ対策

 シロアリ対策には、シロアリ防除剤(防蟻剤)を散布することがほとんどですが、以前、クロルピリホスという防蟻剤がシックハウス症候群を誘発し、有害化学物質の代表格になったことから、今では使用禁止になっています。現在ではクロルピリホスよりも影響の少ない薬剤が使われていますが、大丸建設では薬剤に頼らず、天然の成分でシロアリ対策をしています。
 大丸建設で使っているのはヒバ油です。ヒバ油にはシロアリが忌避するヒノキチオールという精油成分が豊富に含まれています。ヒバ油を土台の裏に塗布し、さらに上から噴霧する方法で対策しています。
 土台にはシロアリが好きではないヒノキを用い、柱などの構造材には杉、特に心持ち材といって年輪が緻密で赤身の成分が多い(シロアリが食べにくい)建材を用いています。心持ち材を使うのは、構造上からも常識的なことであり、なるべく赤身がちの材木の選定も、適材適所に使える匠の見識があるからこそ可能です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です