小さいころの思い出

 大丸建設は創業明治初期、木造建築を得意とする宮大工である初代・石黒善太郎が始めて、現社長の安田昭で5代目です。140年の歴史を持つ大丸建設の6代目になることを意識し、日々仕事に励んでいます。
 私には2つ違いの兄(大丸建設常務の安田博昭)がいて、兄と二人、いつも父の背中を見ていたように思います。父と遊んだ記憶はあまりないのですが、ことあるごとに建設現場に連れて行ってくれて、幼少時から木や大工道具が身近にある生活を送っていました。
 当時の父は、おそらく今の私と同じような立場で、設計も現場監督もやりながら、お客様との打ち合わせなども担当していたのではないかと思います。父とともにお客様との打ち合わせに同席してお菓子をいただいたり、建設現場で職人さんの技を見て憧れたり、常日頃木材にふれていたりと、幼い頃から「建築」という職業が私のアイデンティティに刻まれていたように思います。

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