耐震診断では床下にも潜ります。

 前回は、小屋裏から2階の下地材の確認についてお話しました。
 今回は、1階の状態のチェック。1階と2階の間の梁と柱がきちんと通っているか、筋交いがきちんと入っているかの状態を見ます。また、床材は何か、例えば合板で固められている床の場合は耐力があるので、それだけ地震に強いということができます。床梁の隅角部に斜めに架けられている材を火打と言いますが、床に火打が架かっていると揺れに耐える力も強くなります。
 耐震診断で大変なのが、最後に床下に潜ることです。湿気が強く汚れもたまりがちな場所だからです。まず床の外側から基礎コンクリートに割れがないかを確認し、その後中に入り、湿気の状態、土台の腐れやシロアリの被害がないか、根太の状態、根太がけが入っているかどうか、筋交いの確認、基礎コンクリートに内側からの割れがないかなどを確認します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です