基礎、構造材、屋根材、窓枠、断熱材、内壁、外壁ときて、家の基本的な仕上げはこれでほとんど完成ですが、最後の仕上げとして、玄関の三和土(たたき)をつくります。
三和土はモルタルの中に仕上げの石を混ぜて塗り、乾き出した時に水で流して磨くことで、とても美しく出来上がります。混ぜ込む石は、大磯、さび砂利、那智石などで、使う石によって和風にも洋風にも、古風にもモダンにもなります。ビー玉などを入れてカラフルに仕上げるのもいいですね。
玄関の扉や間仕切りドア、押し入れのふすまなどの建具も最後です。建具はまた深い世界ですので、改めてご紹介する機会があればよいなと思っています。
8月は大丸で使う建材をご紹介してきましたが、意外と多くなくて、シンプルで驚かれたことと思います。有害化学物質を含まないものを吟味していくと、使える建材は限られていて、自ずとシンプルに行き着くのだと思います。