屋根に使う瓦・ガルバリウム鋼板

 基礎コンクリートを打ち、土台を敷いたら、1日で建物の柱、梁、屋根の垂木までを組み上げる上棟式をおこないます。家づくりの一番の見せ場と言ってもよいでしょう。
 上棟式が終わったら、いよいよ本格的な内装工事に入ります。最初に手がけるのは屋根工事です。
 屋根の垂木は無垢材で、野地板も杉の無垢材を使っています。野地板の上には雨がかりなどを防ぐための透湿防水シートを貼ります。ポリエチレンの不織布で、湿度は透すが水は漏らさないという機能性が高いものです。
 屋根断熱と防音性を高めるために、屋根材と野地板の間にフォレストボードという断熱材を敷いています。これは秋田の杉材の間伐材や集成材から出る端材をチップ状にして固めたもので、ボード状になっていることから加工しやすく、大丸では屋根断熱に使っています。
 その上に、屋根材を張ります。いま大丸の家では、ガルバリウム鋼板が主流です。アルミニウムと亜鉛と少量のシリコンでできており、軽量で耐久性が高いことから、屋根材としてよく使われています。特に最近は地震対策という観点から、屋根材を軽い材料にする傾向があります。
 一方で、昔ながらの屋根瓦へのニーズもあります。屋根瓦は土に釉薬をかけ焼き締めたもので、日本各地に瓦の文化が残っています。

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