基礎に使うセメントと鉄筋

 家づくりの最初におこなうのは、基礎を打つことです。基礎に使うのはコンクリートで、セメントと砂、砂利、水を混ぜ合わせた生コンクリートを型枠の中に流し込みます。JIS認定工場に配合の指示を出し、現場の土地の形状や、住まいの設計に合った配合を指示して発注します。
 外壁等に使うモルタル材も、コンクリートと作り方は似ています。モルタルの場合はセメントと砂を混ぜ合わせるのですが、コンクリートと比べて強度はありません。砂利の配合が強度の要になります。
 コンクリートを流し込む前に、鉄筋を打ちます。建物の重量や地盤の状態に合わせ、どのように鉄筋を打つか、「配筋」を考え、細かく指定します。住宅用の鉄筋は、建物にもよりますが、直径は概ね10-16mmくらいです。
 基礎のコンクリートが固まったら、基礎と土台、基礎と柱を緊結するアンカーボルトという金具を使います。地震対策として、柱が引き抜かれないよう、柱を固定する役割を果たします。

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