大工と現場監督の違い

 実際に家づくりの現場に張り付いているのは、大工さんです。棟梁が全体に目配り気配りをして、家づくりを進めていきます。大工は造作(押し入れや棚など)工事をする傍ら、左官職人さんや建具屋さん、設備工事屋さんなど、現場に入る様々な職人さんを取りまとめ、指示します。
 大工は日々、無垢の木を扱っているので、木の肌や色ツヤ、向き、板目の表情を観察し、床を張るにも色や板目を合わせるなど、1本1本木を調整していきます。プレカット材が多い中でも手刻みができる技術力を有している大工なので、現場で寸法が合わない時には自分で刻んで調整するなど、技術力があります。それらの判断も、大工が勝手におこなわず、必ず現場監督(大丸建設)に相談して、作業をします。
 現場監督は大丸建設のスタッフが担当し、職人さんのスケジュール調整や材料の仕入れ、進捗のチェック、確認などを念入りにおこないます。様々な職人さんたちの協力があって、初めて住まいは完成するのです。
 現場で気をつけていることとしては、大丸建設の家では、真壁(柱を壁で隠さずあらわしにする)が多いので、柱を傷つけないよう養生すること、安全管理、それから現場の掃除、片付けです。日々の現場の仕事は大工がチェックして、現場監督はそれよりも大きな目で、工事全体の進行やお客様との打ち合わせなどをディレクションしていきます。

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