住まいに手をかける暮らしが最大のカビ対策

 この1カ月、住まいと結露、カビ対策についてお話してきましたが、一番大切なのは、暮らしに手をかけることだと思います。基本は、窓を開けて室内に新鮮な空気を入れること。窓を開ければ埃が舞います。そうすれば、部屋を掃除したくもなってきます。水がかりはなるべくこまめに拭く。住まいに手をかけて、慈しむことで、カビや汚れとも無縁の生活を送ることができます。
 現代生活のなかでは機械の力を借りることも有効です。換気扇を使って空気の出口を確保すること。扇風機を使って室内の空気を対流させること。いずれも、住まいの空気に気を配ることとつながります。
 でも、やっぱり、窓を開けて新鮮な空気を取り入れるのは、気持ちがよいですよね。私はできれば朝一番に窓を開けることをおすすめします。睡眠中に出た汗と湿気を飛ばして、何よりも朝の清々しい空気を胸いっぱい吸って、一日気持ちよく過ごせるからです。

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