杉はとても機能的な材木

杉の特徴であるやわらかさとやさしさを、少し科学的に説明します。
 
 杉がなぜやわらかいのか? それは、多孔質だからです。たくさんの孔があることで、空気や水をたくさん含むことができます(容量が大きい、ということができます)。室内の湿度が高い時は湿気を吸着して調湿し、逆に室内が乾燥している時は吸った湿気を吐き出します。木の性質を生かす乾燥法なので、家になった後も木は呼吸するのです。
 もう一つ、杉には消臭効果もあります。これは、やはり多孔質であるという性質を生かした消臭性能と、杉自体が持つ芳香成分がいつまでも消えないことです。竣工後10年以上経った家でも、玄関を開けると杉のよい香りが漂っていて、驚くことがあります。どのお客様のお宅でもそうです。いわゆる生活臭がせず、木の家の香りがします。

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