4月に初めて現地にボランティアに行きました。

昨年の4月下旬からゴールデンウィークの時期にかけて、1週間ほど、東日本大震災の被災地へボランティアに行ってきました。同業の工務店経営者仲間と一緒に2人で、クルマで岩手県遠野市にあるボランティアセンターを目指しました。東京を出た日、私は体調が悪く、翌日からのボランティアに備えて車中で休みました。翌朝、目が覚めて窓の外を見ると、そこには震災以降テレビで繰り返し流れていた、あの映像そのままの風景がありました。津波が街を跡形もなくさらい、そこにあるのは瓦礫の山。骨組みだけが残っている建物、あるいは建物が丸ごと流されなくなり、基礎だけが残っているところ……あまりにすごい現実に言葉もありませんでした。
 仙台から松島、東松島を北上し、遠野のボランティアセンターに入りました。それから私たちは、遠野を拠点に、岩手県の大槌町に通うようになりました。私たちは建築士でもあるので、建築物の解体などでも、専門的な見地から、現場でリーダーシップをとって動くことが求められました。

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